アーユルヴェーダとは、サンスクリット語のアーユス(生命)とヴェーダ(科学)を組み合わせた「生命科学」という意味で、五千年の歴史をもつインド・スリランカ発祥の伝統医療です。アーユルヴェーダでは“トリドーシャ”と呼ばれる3つの要素(生命エネルギー)があると言われ、この3つのエネルギーは、私たちの心身の健康を支配していると考えられています。またそのバランスによって1人1人の体質が決まります。
インド、スリランカのアーユルヴェーダクリニックでは、その個々の体質を知る事で、1人1人に適した治療を行っています。アーユルヴェーダ理論の大事なポイントは、「心身が共に健康な状態」を健康の基準として考え、そのバランスが整う事を重要視しています。アーユルヴェーダは西洋医学とは違い、「健康な心身はどのようにして保たれるのか?」「どのような生活をすれば、病気を防ぐことができるのか?」というように、心身の健康維持と向上、病気の予防、そのうえで幸せに生きていくとは?という考えがベースになっています。
アーユルヴェーダ施術には様々な種類がありますが、代表的なものである、全身に薬草オイルを塗り込んでいく「アヴィヤンガ」をメインに当サロンでは提供しております。
私には主人と娘と息子の2人の子どもがいます。
2011年の震災を福島で経験するまでの10年弱、整体師・アロマテラピーアドバイザーとして自宅で仕事をしてまいりました。震災後には避難生活を送るなど、居住エリアを転々としてきた事、同時に子育てが始まったことにより、徐々に整体の仕事から離れていく事になりました。そして数年前から、拠点を軽井沢に移し生活が落ち着きました。私は40歳を過ぎましたが、体型の変化が気になりだしただけでなく、朝起きてからの体調の悪さが顕著になっていく自分に気づき始めました。
分からないけど常にイライラする、生理前でもないのになんだか調子悪い、怠い・・・そんな毎日が続くようになったのです。これがよく言う更年期??という感覚も頭によぎっていました。大好きな紅茶も全く美味しく飲めず、ムカムカするばかり。よしっ!飲むものを変えよう!と探し始め、出会ったのがハーブティーでした。調べていくうちにハーブティーの王様はホーリーバジルティーだという事に行き着き、飲み始めたのですがこれがまた、当時の私には必要だったかのように、とっても美味しく感じたのです。
そこからホーリーバジルにはまっていくのですが、深堀りしていくと、アーユルヴェーダに辿り着いたのです。その時の私にはあまりに興味深く感じ、アーユルヴェーダを生活に取り入れてみようと始めたのが全てのきっかけです。するとみるみる体の調子が良くなり、どんなに食べても太らなくもなりました。生活に取り入れてから4カ月程でしょうか。体も柔らかくなり、毎日朝の目覚めもすっきり。食べ物全てが美味しく感じ、イライラもしなくなりました。
そこから益々アーユルヴェーダのとりこになり、セラピストを目指すことになったのです。もともと整体師でしたので、自分が持っている手技や知識も兼ね合わせ、心身の不調をお持ちのお客様を施術したいと思っています。アーユルヴェーダには処置法がたくさんありますが、その中でも中心となるアヴィヤンガと言われるオイルトリートメントをメインに、シロダーラにも力を入れています。そして何より、私自身がアーユルヴェーダを生活に取り入れたことによって取り戻した元気を、より多くの皆様に伝え、オイルトリートメントを通じて感じて頂きたいのです。
Niccoriは中軽井沢駅から車で5分程で到着します。「長倉北公園」の道向かいにお店があり、いらっしゃる際は公園を目指して頂くとわかりやすいと思います。日中は車の往来もほとんどないとても静かな環境で、日常から離れてリラックスするにはとても素敵な場所です。